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"グレーンウイスキー"とは?
とうもろこし、ライ麦、小麦、未発芽大麦などを主原料とし、糖化の際に麦芽を一部用いてつくられるウイスキーのこと。
製法上の特徴として、連続式蒸溜機で蒸溜し、アルコール度数94%前後の精溜度の高い溜液を得ることがあげられる。 このため、個性が弱くライトでおだやかな性格をもち、サイレント(寡黙な)スピリッツと呼ばれている。 ブレンデッドウイスキー造りにおいては、モルト・ウイスキーの個性的な性格を和らげ、まろやかでバランスのとれたウイスキーをつくる役割を果たす。
連続式蒸溜機は、ロバート・スタインにより1826年に発明された。密造酒時代に終止符を打つべく、英国政府が新しいウイスキー法を発布し、安い税金で蒸溜できるようになった頃である。さらに1831年、イニアス・カフェにより改良が加えられ、グレーン・ウイスキーがつくられるようになった。従来の単式蒸溜器(ポット・スチル)に比べ、精溜効果が高く、とうもろこし、小麦、ライ麦などを使用するため、安価で軽やかなウイスキー製造が出来た。
連続式蒸溜機は、もろみ塔と精溜塔の2つの部分から構成されている。塔の中には数十段の棚があり、棚一段が単式蒸溜機の働きをもつ。 製造工程はモルト・ウイスキー同様であるが、グレーン・ウイスキーの場合、とうもろこしは糖化酵素が少ないため、少量の麦芽とともに温水に浸し蒸煮する点が異なる。糖化、発酵により出来たもろみは、蒸留機で連続的に上部から下部へ、また蒸気を連続的に下部から上部へ流す。上段から取り出された蒸気を冷却することで、アルコール度数90度以上の精溜塔溜出液(グレーン・ウイスキーのニュー・ポット)が得られる。その後、モルト・ウイスキー同様、オークの樽で熟成されるが、モルト・ウイスキーに比べ香味成分が少ないので、熟成による変化は少ない。
現在、連続式蒸溜機の塔数は3~4塔で、ヘビー・タイプの原酒から、クリーンでドライな原酒まで幅広い品質の製造が可能となった。
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